やっぱりclammbon(クラムボン)が大好き!(おすすめ音楽紹介)

引用元: http://www.clammbon.com/news/ © clammbon

目次

昔と今を1曲ずつ紹介!

こんにちは!カサノンです!
 今回はclammbon(クラムボン)について話していきたいと思います。音楽好きの間では知らない人はいないんじゃないかというくらいの実力派バンド!しかしながら僕の周りで知っているという人はほとんどいません。一般的な知名度も高いとは言えません。なんでなんじゃろ。
 なので、この記事を読んでくださっているみなさんにclammbonの魅力を伝えて、「こんないいバンドがいるんや!」「好きになっちゃう!」「だいちゃーん!」という体験をしていただけたらいいなと思っています。

初期は「クラムボン」おしゃれJ-POPなかんじ

 まずは1曲、初期のころの作品を聴いてみてください。クラムボンで、「シカゴ」です。どうぞ!

クラムボン/シカゴ(MV) clammbon公式チャンネルより引用

 「シカゴ」をお聴きいただきました。いかがでしたか?楽曲の雰囲気や歌声からは、ゆるくてふわっとしてて可愛い印象を持ちますね。自然と体を揺らしたくなったり、ぴょんぴょん飛び跳ねたくなります。しかしながらドラムやベースに耳を傾けると、かなりクールでグルーヴィです。首が動いちゃうかんじです。初期のクラムボンはゆるふわでキャッチーだけどコアな音楽ファンにも刺さるジャズっぽいアレンジが特徴的ですね。

 この楽曲は2000年に3rdシングルとしてリリースされています。その後発売の2ndアルバム「まちわび まちさび」には別アレンジバージョンが収録されているので、そちらもチェックしてみてください。オリジナルバージョンとは全然違った味わいがあります。また、2009年発売の「Re-clammbon 2」には更に別アレンジになって収録されています。このように、最初のリリースから年月が経っても形を変えて再登場するほどに、ファンから愛される、彼らの代表曲といえる楽曲です。

 ライブで頻繁に演奏されていて、ワンマンライブはもちろん、フェスでも聴くことができる可能性はかなり高いです。ライブの場合、オリジナルバージョンで演奏されることがほとんどです。ライブ中盤から終盤への切り替えのシーンで演奏されたり、ラストでこの曲で盛り上がって締めるパターンが鉄板になっています。

最近の「clammbon」20年の歴史が結実した、洗練された音楽

 お次は、最近のclammbonの曲を1曲。「Lush Life!」をお聴きください。どうぞ!

clammbon/Lush Life!(MV) clammbon公式チャンネルより引用

 とにかくど真ん中に良い曲!Aメロは短いフレーズを繰り返しているシンプルなものですが、なぜだか胸をぎゅっと掴まれます。コード進行がそういう機能を果たしているということもあると思いますが、やはりボーカルの原田郁子さんの歌力が凄いですよね。このメロディでこの甘酸っぱさと切なさを出せるのは彼女以外にはなかなかいないと思います。そしてサビの爆発力ですよ!ぎゅっとされていたものが一気に解放されます。つい笑顔になってしまう。とても幸せを感じさせてくれる曲です。最後にAメロに戻って終わるところもいいですよね。すぐさまもう1回聴きたくなります。

 この曲は2018年に発売された。「モメント e.p. 3」というミニアルバムの中の1曲です。このアルバムは普通のCDショップでは売られておらず、ライブ会場と一部の店舗のみで販売されています。しかし、これまで3枚リリースされた「モメント e.p.」シリーズの、それぞれから数曲抜粋してまとめた「モメント l.p.」という作品がサブスクで聴けるので、そちらをチェックしてみてください。 

 中期以降のclammbonは、「シカゴ」のようなキャッチーで様々な層の人から受け入れられるような曲はあまりリリースしてきませんでした。しかし結成から20年以上経って、こんなにも直球に心に響く曲が生み出されました。今後ライブでもたくさん演奏されるでしょう。新しいアンセムになること間違いなしです!

メンバーと来歴

メンバー紹介

 クラムボンのメンバーは3人です。メンバーチェンジもなく、20年以上ずっと3人で活動されています。

メンバー(20周年記念のときの写真)
引用元:http://www.clammbon.com/news/2014-02-18-19-30.php 
© clammbon

写真左の方から紹介します。敬称略で失礼します。

・ミト(ベース、ギター、その他いろいろ)
リーダーです。ほとんどの曲の作曲を担当しており、作詞を手掛けることもあります。近年ではアニメソングを手掛けることも多く、アニメファンは彼のことをよく知っているかもしれませんね。MCでめちゃめちゃしゃべる。

・原田郁子(ボーカル、キーボード)
多くの曲で作詞を担当する。特徴的なふわっとした歌声で聴く人の心を掴みます。テレビCMの語りに起用されることも度々あるので、彼女の声を聴いたことがある人は多いと思います。オランジーナとか。MCでけっこうしゃべる。

・伊藤大助(ドラム)
重すぎず軽すぎない、絶妙なドラムが心地良いです。手数も多く、ライブではそのプレイに圧倒されます。現在は出身の専門学校でドラムの講師もされています。ファンは「だいちゃん」と呼びます。MCでしゃべらない。まれにしゃべるときは金のマイクを手にします。

これまでの歴史

 clammbonのこれまでを簡単に紹介していきます。

 3人とも同じ音楽系の専門学校出身で、授業の一環で組んだバンドが始まりになります。1999年に1stシングル「はなれ ばなれ」で、ワーナーミュージックよりデビューします。その後4枚のオリジナルアルバムをリリースします。この4枚目のアルバム「id」から、明らかに作風が変わっていきます。これまでの、あくまでJ-POPだった路線からは外れた、マニアックな作品が多くなります。

 2003年からは日本コロムビア所属となり、5thアルバム「imagination」(めっちゃ好き)が発売になります。このころから「クラムボン」より「clammbon」の表記が多くなっていくみたいです。(明確ではありませんが) その後は、オリジナルアルバムやリアレンジアルバム、ベストアルバムやカバーアルバムなど、多数の作品を世に出します。2015年には9thアルバム「triology」をリリースし、初の日本武道館公演を行いました。(僕も観に行きました。最高やったー!) 

 「triology」後はコロムビアから離れることになります。ここからは本人たちが「自給自足」と言っているように、音源の制作から流通まですべてメンバー(とおそらく少数のスタッフ)で行っています。そのため2016年の「モメント e.p.」からはCDショップでの流通は行わず、ライブ会場と独自に交渉した店舗のみの販売形式となっています。現在は前述の「モメント e.p. 3」まで発売されています。

 2020年4月には、配信で新曲「夜見人知らず」がリリースされました。そして今に至ります。

 その他、詳細な来歴はこちらまで。

ライブではこんな一幕も!

 最後に1曲、ライブ映像を見ていただきましょう。曲は、「バイタルサイン」です。どうぞ!

clammbon/バイタルサイン(Live) clammbon公式チャンネルより引用

 先に紹介した2曲を聴いて、「クラムボンは可愛くて優しいかんじの曲をやってるバンド」という印象を持った人もいるかもしれません。しかし、この曲のようなエモーショナル爆発の曲もあります。3人が奏でる音だけでこの熱量、凄まじいですよね。それぞれが死力を尽くして演奏している姿に観客は釘付けです。特に僕が好きなポイントは、1:34~のドラムの連打からの【あーたらーしー】のところで元のリズムに戻る瞬間です。すんごく気持ちいいです。それにしても後半ミトさん暴れすぎ。それがいいんですけどね!ちなみにこの曲は6thアルバム「てん 、」に収録されています。

 このように、ライブではclammbonは様々な面を見せてくれます。ライブ序盤は初期のクラムボンのようなおしゃれ可愛い曲が並び、中盤にいくにつれてだんだん、中期の作品に多くみられる、決してキャッチーではない、自分の内面に深く沈んでいくような楽曲になっていきます。「バイタルサイン」はそうして深く沈みこんだタイミングで演奏され、一気に浮上させてくれます。浮上後に「シカゴ」で会場さらなる大盛り上がりというパターンもよくありますね!あぁ、ライブ行きたくなってきたー!!

最後に、おすすめアルバムなど。

 ここまで、clammbonについて長々と語ってきましたが、いかがだったでしょうか。彼らの魅力を知って、好きになってくださる人が少しでもいてくれたら嬉しいです。
 最後に、たくさんあるアルバムの中からまずどれを聴くのがいいのかを紹介します。

・ベストアルバム「クラムボン-ワーナー・ベスト
この1枚に初期の名曲がそろい踏みです。ファンによる人気投票での上位から曲が並んでいます。「便箋歌」「シカゴ」「サラウンド」など、ライブで頻繁に演奏される曲もたくさん入っています!

・5thアルバム「imagination
中期以降はベストで聴いていただくのもいいのですが、アルバム毎の個性が強いので、できればオリジナルアルバムで聴いてほしいです。その中でもこの作品は、不思議と心に沁みついてくる、聴きにくそうでなぜか聴きやすいアルバムです。ライブで定番の名曲「Folklore」が収録されています。

・リアレンジアルバム「Re-clammbon 2
一度リリースされた楽曲を別のアレンジで再度録音したアルバムです。「imagination」からも3曲入っているので、聴き比べるのも楽しいですよ!「Re-雨」の後半は感情の洪水です。大雨です。

 これら3枚を聴くと、clammbonの幅広さを知ることができます。また、いろんな音楽の好みに対応できると思います。あくまで僕が考えるおすすめなので、他に気になる作品があればそちらを聴いていただいてOKです。

 それでは、今回はここまで。clammbonについては書きたいことや紹介したい曲が多すぎてまとめるのが大変でした。嬉しい悲鳴です!
バイバイ!

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