OLDE WORLDEのアルバム「The Blue Musk-Oxen」が美しい(おすすめ音楽紹介)

引用元: https://music.apple.com/jp/album/the-blue-musk-oxen/828285502 ©Groundhog Records © –2020 OLDE WORLDE オフィシャルブログ

OLDE WORLDEって!いったい何者!?

こんにちは!カサノンです。
 今回はOLDE WORLDE(オールディ ワールディ)というアーティストのアルバム、「The Blue Musk-Oxen」について書いていきます。まずは、このアルバムに収録されている曲を1曲聴いてみてください。

OLDE WORLDE/Thinking About You(Japanese translation Lyric Video)
OLDE WORLDE公式チャンネルより

 聴いてみていかがでしたか?楽曲を聴いても素性が全然わからないのがとっても面白いですよね。まぁ、良いものは良いので素性は別に知らなくてもいいのですが・・・。ミステリアスなものにはつい惹かれて深く知りたくなってしまいますよね。
 簡単にOLDE WORLDEを紹介します。沼田壮平さんという日本人の男性ミュージシャンです。僕は初めてこのことを知ったとき、とっても驚きました。まず、その美しい高音域から、てっきり女性だと思っていました。そして自然な英語の発音。海外アーティストだと勘違いしても仕方ないですよね。(僕には本当にネイティブな英語の発音がどういうものなのかは理解できていないので、そんな気がするレベルで語ってます) 

OLDE WORLDE 引用元: https://soheinumatablog.com/
© –2020 OLDE WORLDE オフィシャルブログ

 2020年5月現在、オリジナルアルバムは4枚リリースされており、今回紹介する「The Blue Musk-Oxen」は2014年に発売された3rdアルバムになります。さきほど聴いていただいた楽曲「Thinking About You」はNTTドコモのCMソングとしても使用されていたので、もしかしたら聴き覚えがあるという人も多いかもしれませんね。
 最近では、新作の発表などの目立った活動はされていませんが、YouTubeにカバー曲をよくアップされています。美しい歌声をたくさん聴くことができますので、ぜひチェックしてみてください。https://www.youtube.com/channel/UCdSmRnDQs0hE635owh2Hu8A/videos

その他、OLDE WORLDEについての詳細はこちらから

一聴惚れしました!

 僕がOLDE WORLDEの音楽に出会ったのは、ちょうど「The Blue Musk-Oxen」が発売された直後でした。いつものようにタワレコでCDを物色していると、店内BGMでこのアルバムが流されていたのです。僕は一瞬で「これは好きなやつや!」とテンション上がったのを覚えています。CDジャケットもモニターに映されていたので、速攻でアーティスト名を特定して売り場に向かい、そのままCDを手に取ってレジに持っていきました。それまでOLDE WORLDEのことは一切知らなかったので、まさに一聴惚れでした。いやー、こういう出会いがあるからCDショップに行くのはやめられませんね!YouTubeやサブスクだけでは知りえなかったアーティストを好きになることができます。
 アルバムを通して聴いた感想は、「爽やか美しい」です。美しい歌声とメロディに軽快なリズムの曲が多いのもあって、とても聴きやすいアルバムです。全編英語だけど、スッと心に入ってきます。早朝や夜寝る前に聴きたいですね。

それでは、1曲ずつ感想を垂れ流します!

1. Wishing You Well

あまりの美しさに度肝を抜かれる名曲です。一瞬で心を掴まれます。高音の力の抜け具合がものすごく気持ちいいです。後半、少しの間だけドラムが盛り上がるパートがあるのですが、そこのメロディの変化の仕方がかっこいいです。

2. Your Bird

とても爽やかな曲です。MVがあるのでぜひ聴いてみてください。サビでメロディの音程も上がって盛り上がりますが、サビ後半Your Bird~のところからメロのテンションに戻ってくるかんじが好きです。歌詞とも連動してるのかな。

OLDE WORLDE/Your Bird OLDE WORLDE公式チャンネルより
3. Number City

これまた美し曲です。サビの「City~」の高音が気持ち良すぎて空の上まで昇ってしまいそうです。曲構成はとてもシンプルで、余計なことはせずにサビの美しさですべて成立させてしまっています。

4. Thinking About You

記事冒頭で聴いていただいた曲です。アコギのフレーズがリズミカルでノれます。サビはたったのワンフレーズしかないのに、いろんなリズムに乗せることで表情をコロコロ変える、楽しくてハイクオリティな曲です。

5. A Girl Across The Country

陽気な雰囲気の曲です。僕はこの曲を聴くと、買い物でお店を次々に巡っていくシーンを想像してしまいます。楽しげです。洋服の試着とかしてそうです。多分、イントロのベースが入ってくるところが、車のエンジンを掛けるところを想起させるのだと思います。出発です。

6. Lemon Lake

映画のラストにこの曲が流れてきたら絶対に泣いてしまいます。切なさがグッと押し寄せてきます。特に間奏からラスサビに入るところで涙を我慢できません。彼の特徴でもある歌の高音域は使われていませんが、それでもしっかりと胸に響きます。

7. Beating

甘酸っぱい雰囲気の曲です。サビのドラムが、タイトルにあるように「ドクドク」と胸の鼓動を表現しているようです。歌詞もわかりやすく、一緒に歌いたくなる曲ですね。

8. Stuck In Hibernation

ここまでの雰囲気からは一変して怪しげで面白味のある曲です。リズムで遊んでいる曲なので、ライブで聴くとノリノリで楽しそうです。他の曲では味わえないクールな一面を感じられます。

9. Realize Poppies

引き続き楽しげなパートが続きます。シンプルなロックっぽい曲です。前曲はバンドの音遊びやリズムで魅せていましたが、この曲は歌のリズムで心地よさを出しています。

10. No One’s Gonna Be

美しパートに戻ってきました。僕はこの曲で、子供が優しい夢の中を歩いているシーンをイメージします。後半部分で新しい光を発見をし、好奇心で目をキラキラさせています。そしてもうすぐ目覚めの時間というところで終わります。

11. Good Boy

アルバム全体で一番の盛り上がりを持つ曲です。他の曲はシンプルであっさりしていますが、この曲は包みこまれるような壮大さを感じさせてくれます。ラストっぽさが強いです。でもラストじゃない!

12. Be Alone

この曲をラストにしてくれて本当にありがとうございます。美しさと切なさを凝縮させたみたいな曲です。ほとんどがアコギのアルペジオに歌というシンプルさですが(後半以外)、OLDE WORLDEの良さがこれ以上ないぐらいに出ています。美しいメロディと歌。なんだか曲の終わりとともに、僕も消えてなくなってしまいそうです。

一枚通して聴いてください!

 OLDE WORLDEの紹介と「The Blue Musk-Oxen」の全曲一言感想を書いてきましたが、いかがでしたか? この記事を読んで、もし興味を持っていただけたのなら幸いです。
 感想の中で、僕は様々なシーンを想起させられると書きましたが、アルバム一枚がまるで映画のように感じられます。サウンドトラック的とでも言うのでしょうか。そんなにたくさんの音が入っているというわけでもなく、曲の展開もスタンダードなものがほとんどなのに、曲ごとに違うイメージを与えてくれます。
 どの曲が一番好きかというよりも、一枚を通して聴いていたいアルバムです。シンプルで美しくて切ない。聴いた人の生活にスッとしみ込んで、馴染んでくれると思います。

それでは、今回はここまで。
バイバイ!

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