YUKIが大好きです!
こんにちは!カサノンです。
今回は僕の大好きな歌手、YUKIについて書いていきます。歌声と表現力、ステージ上での体の動かし方、観客に投げかけてくれる言葉、彼女が纏うポジティブなオーラ。本当に素晴らしいです。ちなみに僕はYUKIのファンクラブに入っています。僕にとっての女神様です。お歌の妖精です。
YUKIについては圧倒的な歌唱力、存在感を誇るアーティストなので、多くの方がご存じかと思いますが、一応簡単に来歴を。
超絶スーパーバンド、JUDY AND MARYのボーカルとしてデビュー。2001年にバンド解散。2002年にソロデビューし、2020年5月現在、9枚のオリジナルアルバムをリリースしています。詳しくはこちらまで。http://www.yukiweb.net/profile/
あれ、今までのアルバムと全然違うじゃん!?
彼女の9枚のオリジナルアルバムの中で今回紹介したいのは、2014年にリリースされた「FLY」というアルバムです。CDショップでLPサイズのめちゃでかいジャケットの初回限定版を買った思い出があります!中身は普通のCDです。
初めてCDを再生したときの感想は正直、「うーん、なんか、良い曲もあるけれど・・・。」ぐらいのかんじでした。それまでのYUKIの曲のイメージは、キャッチーなメロディやアレンジに彼女の歌が調和した、比較的聴きやすい作品が多かったと思います。(前作は「鳴いてる怪獣」や「2人のストーリー」を収録したアルバム「megaphonic」)しかし本作はビートが強くかなりクラブ感のある楽曲が中心になっています。クラブ行ったことないけどそんな印象です。「坂道のメロディ」は大好きだけど他は聴きにくいかもと思っちゃいました。
だけどそれは間違いでした。あまりの実験的な内容に、僕がついていけていないだけでした。しばらく期間が空いてからなんとなく聴き返してみたのですが、「君はスーパーラジカル」という曲の魅力に気づいてから僕はこのアルバムの虜になりました。1曲目からつい体を動かしちゃうアゲアゲな曲が続き、中盤以降は踊りつつも深いところに沈んでいくクールな感覚があります。終盤に入るところでスッと気持ちがリセットされ、クールから一変、温かみが花開いて終わります。1枚を通して踊れるという特徴を持ちながらもメリハリの効いた、とても気持ちのいいアルバムだったのです。
それでは一曲ずつ紹介していきます。
アルバム収録曲について僕の感想を書いていきたいと思います。曲数が多いので、1曲についてあまり長くならないようにしますね。
DJ感の強い曲です。強い4つ打ちのリズムを掴むように進んでいく歌が気持ちいいいです。韻を踏む歌詞が多く登場します。自然と体が動いてしまう、思いっきり踊れる1曲です。
静かにはじまり、サビでぶち上がる曲です。ライブ映えしそうなとてもかっこいい曲。3:30ぐらいの曲ですがあっという間に終わってしまう感覚。何回もリピートしてしまいます。
3曲目にしてクライマックス感のある曲。実際にライブでラストに演奏されていたりします。【はみだせ ラインダンスから】という強そうな詩ですが、歌唱も相まって切なさを感じます。この切なさがライブのラストにピッタリ嵌るんですよね。銀テープがパーンするイメージ。
ここまでアゲアゲできましたが、この曲で次への場面転換の準備をしている印象です。KAKATOさんのラップが心地いいですね。ラップの印象が強くなりがちだけど、メロディーもとっても素敵です。
きました!僕の最推し曲!この曲から中盤へ、より深いところへ入っていくイメージですね。小刻みで跳ねるリズムに、起伏の大きくない歌が乗っかるのが気持ちいいです。サビ終わりに急に高音になるのが凄まじい威力を持ちます。
R&Bな感じがする曲。メロディはバラードっぽさもあるけれど、リズムが強いから踊れます。おしゃれです。1サビ終わりの【オーバーヒート】の後のギター【デデデデデデデデンっつダーン】がめちゃかっこいいです。
1:30もないけど最高にかっこいい曲です。短い時間の中にたくさんのキメがバシバシにキマっていきます。ラストワンフレーズだけハモリが入ってそこで曲が終わるというのもかっこよポイントです!次の曲とのつながり方もとっても好きです。
僕の中では「君はスーパーラジカル」と同じぐらい好きな曲。【よく見てね私・・・新しい】のところが大好きです。ふわぁっと上にのぼっていく感覚が気持ちいいです。サビ終わりの【眼差しよ 熱く萌えて】って素敵ですよね。胸をぐっと掴まれます。
強いビート、ストリングス、昔のゲームみたいな音が混ざり合った不思議な雰囲気の曲です。ずっと繰り返されるストリングスのフレーズがかっこいい。確かこの曲をモチーフにしたアプリゲームも出してましたよね。
重ためなリズムが特徴的ですね。伴奏だけ聴いてるとモタっとした印象もあるのですが、歌をリズムの波にうまいこと絡ませて乗せていることで心地よさになっています。1番終わりの間奏が好きです。
ここまでの3曲がかなり重たい印象でしたが、この曲がすっきりさせてくれます。雨が止んでいく。純粋に良い曲。初めて聴いた人でも好きになりやすいのではないでしょうか。歌の良さも味わいやすいです。アルバム全体のバランスをとるためにも重要な曲だと思われます。
ここから後半。ぽつぽつと少しずつ花が咲いていくようなイメージが湧いてきます。太陽が差してきましたね。タイトルは【願い事】ですが、自分の足でしっかり立って歩いていく曲のような気がします。
まだ雨露の残る場所で手を取り合って踊っているイメージです。力強い意志と、この先に待つ明るい未来を感じることができます。歌は力強さもあるけれど、時折優しさを見せてくれる安心感のある曲です。
完全にひらけましたね。イントロの爽やかさ、サビに向かって疾走していく感じが大好きです。2番サビから間奏、そしてラスサビに疾走感を維持したままなだれ込んでいくところが最高ですよ。しかしこの曲、絶対歌うの激ムズですよね。特にサビが!
タイトルからは想像だにしなかった名曲。ほのぼのして優しさに包まれています。このアルバムではこの曲が一番、YUKIの歌の素晴らしさを感じられるかもしれません。ライブでアコースティックVer.とか聴いてみたいですね。ラストにかけてアルバムのおしまい感が高まっていきます。行かないでー!
アゲアゲからはじまって、深く沈みこんだり、浮上して太陽の下で踊ったり、様々な展開を見せてきましたが、この曲がすべて包み込みます。おやすみ曲です。また明日が素敵な1日になりますようにと願いながら、まどろみの中に落ちていきます。
ぜひ、聴いてみてください!
1曲ずつ、僕の抱いた印象を書いてきましたが、いかがだったでしょうか。YUKIの一般的なイメージとは違う曲が多いかもしれませんが、どれも素敵ですよ。よく聴くとメロディも良いものが多いです。
僕のこのアルバムで好きな曲ベスト3を挙げるとすると、
- 君はスーパーラジカル
- ポートレイト
- 口笛
になりますね。
このアルバムは好きになるのに時間はかかりましたが、その分、この先ずっと好きでいられる大切な1枚になりました。いわゆるスルメ系ってやつですね。噛めば噛むほどうまい!ぜひみなさんにも聴いていただいて、YUKIの魅力をさらに知っていただけると嬉しいです。
それでは、今回はここまで。
バイバイ!